100年前に造られたレンガ製のアーチ橋「龍騰断橋」

我が家がある沙鹿からバイクで1時間ちょっとで苗栗縣にある「鯉魚潭村」まで来ました。
鯉のオブジェからローカル臭がプンプン漂ってきます。
この辺りまで来ると山が多く、川の水がきれいです。釣りを楽しんでいる人もいました。
標識に「龍騰断橋」という地名が書いてあります。面白そうなので行ってみよう。
山道を上がって行くと、人が多い場所に出くわした。
これが「龍騰断橋」なんですね。あまりの人の多さにビックリ。
「龍騰断橋」の歴史が書いてあります。
龍騰断橋は元々1908年に開通した縦貫線が通るレンガ製のアーチ橋でした。それが1935年に起きた新竹台中地震で破損して、現在の様にアーチ橋を支える柱だけが残った状態になっています。
「龍騰断橋」を間近で見るため階段に登ります。
この辺りも昔は線路が通っていたのでしょう。
「龍騰断橋」を上から見るとこんな感じ。アーチ橋の上はすでに植物で覆い隠されています。時の流れを感じます。
レンガの残骸が落ちたままの状態で残っています。
「龍騰断橋」は元々川を越える為に作られました。その川の向こう側に行ってみました。現在は新しい橋が川の上に出来ています。
こちら側にあるアーチ橋の柱は木と一体化していました。
左側にチラッと見える橋は先ほど紹介したアーチ橋です。こうしてみるとこのレンガ製のアーチはかなり長い橋だったことがわかります。
片方のアーチ橋は完全に自然と同化してしまいました。木々達が光を追うあまりにレンガでできた柱を飲み込んで同化してしまったのです。100年前に造られたレンガ橋はその役目を終え、今は木々達と一緒にその場所を見守っているのです。
今回訪れた「龍騰断橋」は山の中にあるので、天気が変わりやすいです。僕はこの日雨に降られました。これから訪れる方は折りたたみ傘を持参した方が良いと思います。バイクで行く方はカッパは必ず持って行きましょう。
苗栗縣は自然が多く、魅力的な観光地も多いです。台中から車なら1時間弱で来られるので興味がある方はぜひ行ってみてください。お勧めの観光スポットです!
龍騰断橋
2014年8月18日