「コーヒーを飲む楽しみ」を教えてくれるコーヒー専門店「equator coffee」

以前美味しいコーヒー店をネットで探していた時にこの店の名前が出てきて、今回近くまで寄ったので行って来ました。
土地鑑が無い場所だったので少し探しましたが、無事お店に着きました。
お店の名前は「equator coffee」。訳すと「赤道珈琲」になります。
早速中に入ってみましょう。
ドアの隙間から山が少し見えます。
店内に入ってすぐ左側にカウンターがあります。
店内は少し暗くて珈琲店よりもバーみたいな雰囲気がある。
壁棚にはコーヒー器具が並んでいる。
店のロゴのプレート。こういうちょっとした場所にマスターのこだわりが伺える。
棚の上にポストカードが置かれている。
スケッチが描かれたカードも並んでいる。
僕が店に入った時は客が一人もいなかった。2階があるというので、見たいと言ったら通してくれた。
2階は広々とした空間にソファが並んでいた。今度は友達を連れて来てみよう。
窓際の席では景色を楽しみながらコーヒーが楽しめる。
テーブルに戻ってコーヒーができるのを待っていたら、マスターから「こっちに来なよ!」と誘われたのでカウンター席に座った。
どのコーヒーが飲みたいかを聞かれたけど、僕はあまり豆の種類とかは分からないと正直に言ったら、飲みやすい豆を選んでくれた。
マスターが選んだ豆は「哥斯大黎加(コスタリカ)」の豆だった。南米の豆だ。
マスターは非常にこだわりを持っている方だ。コーヒー豆は果物と同じで鮮度が大事だから、店ではその年に採れた豆しか置いていないのだとか。
マスターは挽きたての豆を嗅がせてくれた。とても香ばしい。
まずその豆の挽きたての香りを嗅がせてくれてから、コーヒーを淹れてくれるのだ。
淹れたてのコスタリカコーヒーが出てきました。この店はブラックコーヒー専門店なのでこのまま頂く。
マスターからコーヒーと水を交互に飲んだほうが良いと言われた。それはコーヒーは淹れたての高温、少し冷めた中温、かなり冷めた低温で味が変わるからだ。コーヒーを一口飲んで、水で一度口の中を洗ってまたコーヒーを飲む。そうすることでコーヒー一杯で少なくとも3つの味の変化を楽しめるのだ。
コーヒーは淹れたてが一番苦い。そして酸味も強い。少し冷めると苦味と酸味がゆるくなっていく。
冷めて苦味が弱まると今度は飲んだ後味に甘みが出てくる。なんて不思議な飲み物なのだろうか。
コスタリカは癖がないスッキリした味だ。苦味も酸味もほどほどで初心者に最適な味だ。
マスターがコーヒーを淹れながら、そのコーヒーの特徴を語ってくれる。そしてどうやって飲めばそのコーヒーが美味しく飲めるのかを丁寧に教えてくれるのだ。
僕はもっとコーヒーの事が知りたくなって、違う豆を淹れてくれるように頼んだ。
マスターが淹れてくれた2種類目のコーヒーは「馬拉威(マウライ) 」だ。アフリカ産のコーヒーだ。
マウライコーヒーは酸味が強い。淹れたての高温時は酸味が強いが、冷めてくると少し焦げた味が出てくる。水を口に流し込んでコーヒーの味の変化を楽しむ。なんて優雅な一時なのだろうか。
コーヒーを2杯飲んでマスターとの会話を1時間ほど楽しんだ。僕はお会計をお願いするとマスターは後ろを振り向いた。それはこの店にはメニューが無いのだ。この店はコーヒー豆を販売するのが主なので、後ろのガラス板に手書きで書いてある豆の値段を見ながら計算しているのだ。ガラス板には各豆が一袋/250g単位で書かれている。ちなみに一番高い高級ブルーマウンテンは一袋/250gで1800元だ。
これだけコーヒーの知識を教えてもらったら今度は自分で豆を購入して、自分で淹れてみたくなってきた。次回行くときはマスターお勧めのコーヒー器具を教えてもらい、家て淹れてみようと思う。
店名のようにコーヒーに「熱い情熱」を抱いているマスターの話が聞きたい方は一度訪れてみてはいかかだろうか。きっとあなたもコーヒーに対する考え方が変わるはずだ。そして店を出た時にはもっとコーヒーの事が知りたくなってしまうでしょう。
equator coffee
台中市豐原區豐原大道三段439號
04-25266922
平日+土曜日は午後から。日曜休み。
2013年8月30日