シュールな椅子が展示してある不思議な村「光復新村:霧峰」

その村の名前は「坑口村」。
村では年を取ったおじさんやおばさんが路上に屋台を出していました。
この村はあまり人気を感じないちょっと寂れた雰囲気がある・・・・。
市場も全然活気が感じられない。
村の中を歩いて行くと並木道がありました。
左右に古い家が並んでいる。どの建物もかなり寂れている。
道を歩いても誰にも出会わないのだ。かろうじているのは観光客ぐらいだ。
ちょっと気になったので家の中に潜入してみた。
お邪魔します〜!
誰もいない・・・。人もいなけりゃ家具もない。ここは廃墟か?
庭に出ると花が描かれた大きいテーブルを発見
テーブルの隣には!椅子のバケモノが!
花が描かれた青い椅子が積み上げられている。これは何かの作品なのか?
これはなんだろうか?木かな?
鬼が描かれている椅子。怖くて座れない。
どれもシュールな形をした椅子である。
写真が貼ってあったので見ると、色んな方達が各作品を創作している時の写真だ。
それにしてもどの椅子もかなり個性的なのは間違いない。
こんな場所で結婚式の写真を撮っている彼らのセンスもかなりシュールだと思う。
寂れた村の一角がすべて椅子を展示している空間になっている。建物の数からして昔は多くの人が住んでいたのであろうこの村は今は老人達だけが住み続けているのだ。若者達は珍しもの見たさでここに訪れているのだろう。多分「村おこし」の一環で作られたであろう芸術的な椅子たち。しかし人気のない家々の中にポツンと置かれた椅子たちの存在は、悲しいことにその村の寂しさを一層増しているのだ。
冬の風がよけい寒く感じた。僕は足早にその村から離れた。
光復新村
2014年1月20日