何でもありのローカル運動会

台中も寒くなってきました。台湾は冬になると「冬の食べ物」が出てきます。火鍋,薑母鴨,羊肉爐,燒仙草などがあります。そんな中、一番庶民的な冬の食べ物で「紅豆湯」があります。日本で言う「おしるこ」なんですが、作る人によって具材が変わるので色んな「紅豆湯」が楽しめます。
写真は「地瓜紅豆湯=サツマイモのおしるこ」です。お芋がモチモチして美味しいです。
我が家の天使(11歳)は脳性麻痺という病気を持っていて障碍者で学校に通っていません。しかし近所の小学校では天使を在学生として扱ってくれるので担任の先生から色々と連絡を頂くことがあります。
今回は天使が在学している小学校で運動会があったので行って来ました。
それにしても台湾の小学校はなぜ12月に運動会をやるんでしょうか?
生徒さん達とご対面。
クラスの中でも一際目立つのが彼。お母さんが台湾人でお父さんが黒人のお子さん。背が高くて愛嬌がある。天使と一緒に写真を取ってくれました。優しい子。
五年生で一クラス23人しかいない。一学年で三クラスなので百人いないんですね。
台湾の学校なのでもちろん屋台もあります。屋台天国台湾!
お母さん達も店を出しています。日本で言う「PTAの会」みたいなもんか。
「關東煮=おでん」を購入。一杯20元。
グランドでは生徒達が色んな種目をこなしています。
「かけっこ」では子供達が元気よく走っている。
生徒全員が走るためテンポよく子供達が走っているのですが、急に誰も走らなくなりました。
見てみると1人の女の子がお母さんと一緒に走っています。正確には歩いているのですが、懸命に一歩一歩とゴールに向かって進んでいるのです。
健常者でなくても普通の子供達と一緒に運動会に参加できる。どんな子供でも参加できるのが台湾の運動会。みんなその子に向かって応援していました。とても心が温まる光景でした。
僕もいつか天使と一緒に運動会で走ってみたい。彼女がいつか自分の足で歩けるようになった時に。
まだ小学校に入学していない子供達も参加している。
今回一番のインパクト。ピンク色した団体が入場してきます。
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
なんかすごい所に来てしまった。
流行りの洋楽に合わせて踊っている。しかも腰クネクネしてる。
司会の方がいうには最高齢で90歳以上のダンサーがいるらしい・・・。さすが台湾スケールが違う。
今回は天使の担任の先生のおかげで参加できました。また次回機会があればぜひ参加したいと思います。
何はともあれピンクのダンサー達には驚きました。2014年最大のインパクトでしたね。
小学校の運動会でしたが、学生のための運動会ではなくみんなが楽しく参加できる素晴らしい運動会だったと思います。少子化で子供の数が少ないのでこういう内容になってしまったのかも知れないですが、地域のみんなが一緒に校庭で活躍できるなんて素晴らしいですよね。
台湾の学校は常時一般に開放していますし、夜には大人向けの授業をしている所もあります。学生でなくても学校は市民の生活の一部となっているのです。さすが台湾懐が深いですなぁ。
2014年12月10日