クルマ好きの子猫の話

台中生活

CA370499

クルマ好きの子猫の話

先週日曜日、彼女が体調を崩してベットから立てないというので近くの病院へ連れて行った。
日曜の病院は思った以上に人がいて、働いているお医者さんや看護婦さんは大変だなと思った。

簡単な検査をしてもらって、「異常なし」だったので一安心。
点滴を打ってもらって、彼女は3時間ほど病院のベットで寝ていた。

夕方、点滴が終わりだいぶ調子を取り戻したみたいだ。
家で天使(彼女の娘)が待っているので弁当を買って帰ることに。


弁当を買って停車した車の方に歩いて行くと、子猫の鳴き声が聞こえた。
かなり大きな鳴き声でなんだが助けを呼んでいるかのようだ。


鳴き声がする方を振り返るとどうやら一台の車の中にいるようだ。
しかも車内ではなくクルマの内部に入り込んでいるようだ。


車の隙間から覗いてみるが見えない。

辺りは暗くなってきたのでなおさら見にくくなってきた。
仕方がないのでクルマ内部に子猫がいることを書いたメモをワイパーに挟んでその場を離れた。


夜9時頃彼女があの子猫がどうなったか見に行こうというので行ってみた。

クルマに近づいて耳を澄ますとまだクルマの内部にいるようだ。


そのクルマはメガネ屋さんの前に停車していてずいぶん長く停まっているらしい。

メガネ屋さんのお姉さんも気になっていたらしい。
行動派の僕の彼女はすぐに警察に連絡。10分後に一台のパトカーが現れた。


警察はクルマの持ち主に連絡してくれて、持ち主が何事かと緊張した表情をして現れた。
早速ボンネットを開けてみるが子猫は見えない。
どうやら前輪とエンジン部の隙間にいるようだ。最近夕方になると冷え込むので、子猫が何もわからずに熱がこもっている隙間に入り込んで出れなくなったのだろう。


警察も我々も打つ手がないので救急隊を呼ぶことに。
沙鹿の救急隊が登場。彼らによると以前もこういうことが起きたらしい。

救急隊は伸縮する棒を担いでクルマの内部に突っ込んだ。
子猫は驚いてクルマの後部に移動してしまった!

我々は後部にまわりタイヤ周りから覗きこんだ。
いた!茶色の子猫が部品と部品の隙間にいる。
子猫の尻尾が地面に向かって垂れている。
警官はその尻尾を掴んで引き出そうとしたが、爪で引っかかれるのが怖かったのだろう手を離してしまった。
子猫は地面に降りてきた。そして自分が人間達に囲まれているのを知るとタイヤから内部に入ってしまった。


クルマの持ち主がこのままだとエンジンをかけるのが怖いというので我々はまた子猫を探した。

どうやらクルマの内部的に後の方が隙間が多いらしい。
持ち主達は前部からクルマを叩いて音を出して威嚇して子猫を後部に追いやる。そして後部で待ち伏せした我々が捕まえる算段だ。


子猫が後部に来ると隙間から子猫の位置を確認して手を入れる。

すると子猫は自分から地面に降りてきてクルマから離れた。


そして3台先のクルマの内部に入ってしまった。

その様を見た我々、警察、救急隊はため息をついて子猫の救出を諦めた。
どうやらその子猫はクルマの内部をよく理解していて、熱を帯びたクルマを探しては根城にしているらしかった。

冬の知らせを告げる風が僕らの体を冷やした。
僕と彼女はなんとも言いようがない思いを胸に家路に向かった・・・。

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