台湾海岸線鉄道の旅5(大山→竹南)

前回書いた記事が思った以上に反響があり、皆様から温かいメッセージを頂きました。ありがとうございます。秋という季節は不思議なもので、妙に心寂しくなる時があります。そんな時に文章を綴ると前回の記事のような気持ちが入った文章を書くことができます。毎回人の心を掴むような文章を書きたいと願っているのですが、これがなかなか難しい。これからも精進して文章を書いていきたいと思っています。
それでは台湾海岸線の旅を紹介したいと思います。今回は日本統治時代に建てられた木造駅舎が二つ出てきます。
前回までのおさらいはコチラ。
台湾海岸線鉄道の旅1(彰化→沙鹿)
台湾海岸線鉄道の旅2(沙鹿→日南)
台湾海岸線鉄道の旅3(日南→新埔)
台湾海岸線鉄道の旅4(白沙屯→後龍)
前回紹介しました「後龍駅」から3.7km離れたところに「大山駅=甲簡(駅のランク)」があります。
もう台湾海岸線ではお馴染みの瓦屋根に白い木造駅舎です。
小さい田舎駅で駅前はひっそりとしていました。一日の平均利用客は120人ちょっと。
「大山駅」から6.8km北上すると、大通り沿いにその駅はありました。
こちらも瓦屋根と白い木材で造られた駅舎で出来ています。「談文駅=招呼(駅のランク)」は無人駅でした。一日の平均利用客は約30人。
おじさんが1人で清掃していました。たぶん二、三ヶ月に一度訪れて清掃しているのでしょう。
無人駅特有の寂しさが漂っています。
日本統治時代に建てられた駅舎では唯一の無人駅。緑に囲まれたその駅は建てられたままの状態で何も変わらず毎日電車を迎えています。
それでは最終駅へGO!
「談文駅」から4.7km北上すると海岸線最終駅「竹南駅=一等」に着きます。
さすが一等駅、駅構内が広いです。一日の平均利用客は7700人。
「彰化駅」から「竹南駅」までの運賃は125元。
「彰化駅」から山線と海岸線に別れた路線はこの「竹南駅」で合流して一つの路線になり北へと向かいます。
これで海岸線90.2kmの旅が終了しました。5回に分けて合計18の駅を紹介しました。規模の大きい駅から無人駅まで色々バラエティに富んだ海岸線でした。日本統治時代に建てられた駅が5つも残っていて驚きました。
もし興味がある方はぜひこのローカル鉄道に乗ってみてください。ローカルならではの味わいを感じることができますよ。
台湾海岸線鉄道の旅1(彰化→沙鹿)
台湾海岸線鉄道の旅2(沙鹿→日南)
台湾海岸線鉄道の旅3(日南→新埔)
台湾海岸線鉄道の旅4(白沙屯→後龍)
最終駅
竹南站
2014年9月29日