台中にある下町「萬和宮」を歩く
今回はその廟でも台中の下町にある「萬和宮」を紹介します。
この「萬和宮」は1726年に建てられた廟で、台中で一番歴史がある廟です。
中に入ると地元の方達がお祈りをしていました。台湾人の信仰深さを感じ取ることができます。
「光明燈」がある部屋です。柱に埋め込まれている一つ一つの灯りに人の名前が書いてあります。とても神聖な空間です。
「萬和宮」のすぐ側に大木があって、そこで地元の人達がおしゃべりをしながらくつろいでいます。台湾の廟はその地域の人達の生活の場所であり、交流の場でもあるのです。
近くの商店街が良い味を出していたので散歩しました。
おもちゃ屋さんです。昭和時代の商店と似てますね。
美容院も良い味出してます。
飾り気の無い素朴な洋服屋さん。
宝石屋さん。
このお菓子屋さんに入ってみましょう。この店の名前は「林金生香餅行」。創業100年を超える老舗です。
台湾の伝統的な菓子を売っています。美味しそうですね。
お菓子を作る容器が展示されていました。木製の容器にお菓子の原料を詰めて形を作っているんですね。
紅色のまんじゅうや桃の形をしたまんじゅうもありました。
これはお祈り用のお菓子です。山羊の形にして神様に捧げるそうです。
豚のお菓子です。これもお祈り用です。なんだか可愛いですね。
「萬和宮」に戻って、「萬和宮」の裏側にある市場に行ってみましょう。
大きい門をくぐると市場です。
夏の果物が屋台に並んでいます。
真夏で日差しがきついので、各店が庇を出してます。
もうお昼時だったのですが、たくさんの人で溢れかえっていました。
ここは室内市場です。活気がかなりあります。
この地域は「萬和宮」を中心に市場、学校が建てられています。約三百年前に「萬和宮」が建てられてから、常に活気がある街として繁栄してきたのでしょう。
古い街なので路地はとても狭く、車よりもバイクが多くて騒がしい所です。まさしく”下町”の雰囲気を醸し出しています。
独特の雰囲気がある「萬和宮」。台中市内にあるのでアクセスも便利です。台中の歴史を感じることができる数少ない場所の一つです。
萬和宮
台中市南屯區萬和路一段51號
2013年7月17日